日本・トルコ合作映画「海難1890」

海難1890 イントロダクション

映画「海難1890」
アジアとヨーロッパにまたがるトルコ共和国。かつてトルコ帝国として歴史に名を刻んだこの国と日本は、 長きにわたって交流を深めてきた。日本トルコ友好125周年を迎えた今年、両国の絆の深さを映し出す、 史実を基にした物語が映画となって誕生する。1890年9月16日、トルコ帝国の親善訪日使節団を乗せた 軍艦「エルトゥールル号」は帰国の途中、和歌山県樫野崎(現:串本町)で台風に遭遇し、船が大破し て沈没。乗組員600名以上が嵐の海に投げ出され、500名を超える死者を出す、当時としては 世界最大規模の海難事故となった。このとき荒れ狂う海で生命の危機にさらされたトルコ人を 目の当たりにした地元住民たちは、台風の高波の中に身を投じて漂流者を助け上げるなど、献身的な 救助活動を行った。これによって乗組員69名の命が奇跡的に救われたのである。見ず知らずの外国人を、 命がけで助けた彼らの行動はトルコ国民に感銘を与え、トルコの教科書にも取り上げられて後世まで 伝えられている。そしてこの救命活動こそが、トルコと日本が友情で結ばれる原点となったのだ。それから 時を経た1985年3月。イラン・イラク戦争が長期化する中、サダム・フセインはイラン上空を飛行する 航空機に対して48時間後に無差別攻撃の開始を宣言。各国が救援機を飛ばして自国民を 脱出させる中、日本はイランへの定期便を持っていなかったこともあって救援機の派遣を即断できない 状況にあった。テヘランに残された邦人は300名以上。刻一刻と攻撃までのタイムリミットが迫る。 緊迫した事態を打開するため、イランにいた邦人は官民一体となってトルコへ日本人救出を依頼。 その申し出を受けたトルコのオザル首相の英断により、救援機がテヘラン空港へと向かった。 このとき空港に集まっていた日本人は、攻撃の2時間前にテヘランからの脱出に成功。 その陰には自国機が到着したのにもかかわらず苦境に立つ日本人の搭乗を優先させてくれた、トルコ人たちの 真心があった。困難な状況の中にあって名誉や見返りも求めず、ただ目前の人を救おうと行動を起こした 125年前の日本人たちと30年前のトルコ人たち。その勇気と誠意を映し出した真実のドラマが、 壮大なスケールの合作映画として描かれている。

映画「海難1890」
映画は「エルトゥールル号海難事故(以下、エルトゥールル号編)」と「テヘランでの日本人救出(以下、 テヘラン救出編)」、2つのエピソードで構成されている。「エルトゥールル号編」には、内野聖陽が海難事故に 遭遇した医師・田村役で主演。グローバルな視点を持つ、豪胆で心優しい明治の日本人を体当たりで 演じている。劇中では英語のセリフにも挑戦し、次々に運び込まれてくる事故のけが人を、村人を指揮して 治療に当たるリーダー的な存在を見事に体現している。他に海難事故で生き残ったエルトゥールル号の 乗組員で、樫野の人々の温かさに触れていく軍人・ムスタファを演じるのはトルコ人俳優ケナン・エジェ。 ここでは部下を喪った男の傷心と魂の再生を情感あふれる演技で表現している。さらにかつて許婚を 海難事故で亡くし、それがトラウマとなって口がきけなくなりながらも、田村の助手として健気に働くヒロインの ハルを忽那汐里が演じる。ケナン・エジェと忽那汐里は「テヘラン救出編」にも出演し、2役に扮しているのも 見どころだ。「エルトゥールル号編」には夏川結衣、竹中直人、笹野高史、大東駿介、小林綾子らが、 そしてトルコからはムスタファとの間に友情が芽生える操機長ベキル役でアリジャン・ユジェソイが出演。 「テヘラン救出編」には永島敏行、宅間孝行らが出演するなど、国際色豊かで芸達者なキャストが顔を 揃えている。監督は「利休にたずねよ」でモンレアル世界映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞した 田中光敏。今回も小松江里子の脚本を得て、撮影監督に「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」で セザール賞撮影賞を受賞するなど国際的に活躍する永田鉄男を迎え、伝統に裏打ちされた高い技術を 持つ東映京都撮影所とクリエイターズユニオンのスタッフ、トルコで映画・TV作品を手掛ける制作プロダクション、ビョジェク ヤプムの スタッフと共に雄大で美しい映像を作り上げている。

   映画「海難1890」串本町ロケで串本町長 田嶋勝正と田中光敏 監督
   田嶋勝正 町長と田中光敏 監督、串本町での撮影ロケにて

映画「海難1890」
また全長5mのエルトゥールル号の模型を作り、襲い掛かる激しい波や船の揺れをCGも駆使して描出し、 リアルな海難事故シーンを作り上げたのは特撮監督の佛田洋とVFXスーパーバイザーの野口光一のコンビ。 さらに音楽の大島ミチルが日本とトルコの人々を繋ぐ壮大なメロディを奏でている。撮影は昨年12月の京都に 始まり、淡路島、そして125年前の海難事故の現場である和歌山県串本町に建てられた、当時の漁村を 再現したオープンセットなどで行われた。その後は舞台をトルコに移し、イスタンブルでトプカプ宮殿敷地内の アヤ・イレニ、15世紀から東西交易で栄えたマーケットのグランド・バザールなど、撮影許可が滅多に下りない 歴史的建造物でのロケも敢行。また港町のアンタルヤのスタジオには全長30mの「エルトゥールル号」の 甲板セットを作って、沈んでいく船を守ろうとする船員たちの姿をリアルに描くなど、時にはエキストラを 併せて約1000人を使った大掛かりな撮影を約2か月行った。

日本とトルコ、9000km離れた両国の人々が、人が人を想う気持ちによって叶えた奇跡と希望。それこそが言葉や文化の違いを超えた友情と絆を生み出すことを物語る、すべての人に観てほしい感動の超大作である。

内野聖陽と忽那汐里が日本・トルコ合作映画「海難1890」で出演
内野聖陽と忽那汐里とケナン エジェが「海難1890」で出演 エルトゥールル号とかトルコ国交通省のベイセル アクソイが「海難1890」で出演 大脇あかねとかジャン アカルン(亜花琉 慈庵)が「海難1890」で出演 夏川結衣とか高野あゆ美とか宅間孝行が「海難1890」で出演 内野聖陽とか忽那汐里が「海難1890」で出演 夏川結衣と竹中直人が「海難1890」で出演 加藤桃子とか小川夏果とか北島美香が「海難1890」で出演 トルコ俳優のアリジャン ユジェソイが「海難1890」で出演 中村彩実とか髙橋知代が「海難1890」で出演

海難1890 ストーリー

「海難1890」エルトゥールル号編
明治中期の和歌山県紀伊大島の樫野地区。この地に暮らす医師・田村(内野聖陽)は、貧しい者を親身になって診察することから村民の信頼を集めていた。彼の 傍にはかつて許婚を海難事故で亡くし、そのショックから口がきけなくなったハル(忽那汐里)が、いつも助手として付き従っていた。
1889年親善使節団を乗せたトルコ帝国のエルトゥールル号が、イスタンブルから日本へ向けて出港した。帝国の威信を欧州に示すため、また明治天皇へ の謁見のための航海だった。船には名家の出であり海軍機関大尉のムスタファ(ケナン・エジェ)も乗り込んでいた。機関室を仕切るのは、部下の信頼厚い操機 長のベキル(アリジャン・ユジェソイ)。長い航海の中で、ムスタファとベキルは階級を超えて、お互いに認め合い、友情が芽生えていった。翌年6月に天 皇に謁見しスルタンの親書を渡し、同年9月親善使節団としての使命を終えて帰路についたエルトゥールル号は和歌山県樫野崎沖にて台風に遭遇。暴風雨の中、 推進力が頼りとなり機関室への負担が増す。何とか持ちこたえようとベキルは必死に機関室を守るが、彼の奮闘も虚しく船は樫野崎沖で座礁、水蒸気爆発を起 こす。島中に響き渡る船の爆発音を聞いた村民たちは岸壁に集まった。そこで発見したのは、漂着した膨大な数の死体と船の残骸だった。進んで漂流者を助ける べく荒れ狂う海へと飛び込んでいった漁師の信太郎(大東駿介)を先頭に、村民は総出で救出活動を行う。田村とハルも救護所で、膨大なけが人の手当てに追わ れた。田村を敵視する島の医師・工藤(竹中直人)や遊女・お雪(夏川結衣)も治療や看護に協力し、村民が一丸となっての救助作業が続く。意識を失い、海中 に沈もうとしていたムスタファは、信太郎によって助け出された。救護所に運び込まれたムスタファは呼吸が止まっていて、その姿に亡くなった許婚の亡骸を重 ね合わせたハルは茫然とする。田村に檄を飛ばされ我に返ったハルは、懸命に心臓マッサージを行い、やがてムスタファは息を吹き返した。翌日、生き残った乗 組員は69名と判明。操機長のベキルを含め、実に500名以上が犠牲になった大惨事だった。村長・佐藤(笹野高史)は、亡くなった人すべてに棺桶を用意 して丁重に弔ってやりたい言い、村民は蓄えてきたわずかな食料も提供して、生存者の看病に当たった。意識を取り戻したムスタファは、自分が生き残ったこと に罪悪感を覚えて苦悩する。その彼を、言葉はわからないながらも支えようとするハル。やがて応急手当てを終えた船の生存者は島から移送されていったが、ム スタファは行方不明者の確認と遺留品の回収のため島に残った。漂着物を綺麗に磨いて母国の遺族に返そうとしている子供や女たちの姿、懸命に不眠不休で治療 に当たってくれた田村、死の淵から生還させてくれたハル、自分を海中から救ってくれた信太郎、そして死者に対して礼を尽くす村民たち。ムスタファの胸には 人を想う日本人の深い真心が刻まれたのだった。

「海難1890」テヘラン救出編
1985年のイラン・テヘラン。イラン・イラク戦争の停戦合意が破棄され、空爆が続く地下避難壕でトルコ大使館の職員ムラト(ケナン・エジェ)と日本人学 校の教師・春海(忽那汐里)は出会い、協力してけが人の治療に当たった。別れ際、ムラトは春海の無事を祈りお守りを渡す。膠着する戦時下で、サダム・フセ インが48時間後にイラン上空を飛行するすべての飛行機を無差別攻撃すると宣言。日本大使・野村(永島敏行)は外務省に救援機を要請するが、就航便が無 かった日本では迅速な対応が難しい状況にあった。春海と日本人学校の校長・竹下(螢雪次朗)は生徒たちの安否を確認し、国外退去の手続きを取るように伝え て回っていた。その間にも他の国々では救援機が到着し自国民を乗せてテヘランから脱出、徐々に日本国民だけが取り残されていく。日本大使館を訪れた春海と 竹下は、野村から打つ手がないことを知らされる。トルコの救援機が最後の搭乗になることを知った春海は、トルコの救援機に日本人が乗れるよう頼んでほしい と野村に進言。日本の官民からの要請を受けたトルコのオザル首相は、自国民を危険にさらすことになるという周囲の反対を押し切り、日本人の為の救援機の追 加派遣を決断する。この報を聞き、春海はテヘラン脱出を諦めていた日本人技術者・木村(宅間孝行)の家に向かった。本当にトルコの救援機に乗れるのか、不 安を抱く木村の家族と空港に向かう。ところが街は脱出しようとする人でごった返し、混乱を極めていた。その中で春海はムラトと再会、一緒に空港へと向か う。しかし、空港へ到着して安堵したのもつかの間、そこには救援機を待つトルコ人たちで溢れていて、それぞれがチケットを求めてカウンターに詰め寄ってい た。その状況を見た日本人たちは、飛行機に乗ることを諦めかける。そのときムラトが進み出て、チケット取得に群がるトルコ人に向かって語り始める。「今、 絶望に陥っているこの日本人を助けられるのはあなたたちだけです。決めるのは、あなたの心だ」と。その言葉を聞いたトルコ人たちは、かつて日本人が示して くれた真心を思い出していく。



海難1890 キャスト


内野聖陽「海難1890」主役(芸名読みは うちの せいよう で、本名読みは うちの まさあき)
内野聖陽 (ウチノ セイヨウ)
エルトゥールル号編・田村元貞
和歌山県紀伊大島樫野(現:串本町)に住んでいる医師。元紀州藩士で、剣道の腕前も相当。 海軍士官藤本とは昔からの友人。貧しい者からは治療費をとらず、村人から慕われている。 英語にも堪能で世界情勢に詳しい。
COMMENT
日本とトルコ、東と西のとても距離の離れた異国間の友情の礎になっているこの実話を映画化して、 次世代に残すことは非常に意義のあることだと思い、二つ返事で参加させていただきました。物語の核となるのは、 1890年の日本のとある漁村の民の“見返りを求めぬ良心”です。私は、その中のひとりである医者を演じたのですが、 当時実際に救助にあたった医師達の「金のためでなく、目の前の苦しむ人達をただ助けたかった」という心意気に 感じ入りました。そこから役のイメージを膨らませて演じたつもりです。「俺たちの先祖がこんなことをしたんだ」と日本と トルコ、お互いが誇れるような作品に仕上がったらこの上なく嬉しいです。

トルコの俳優 ケナン エジェ「海難1890」主役(トルコ語はKenan Ece)
ケナン エジェ (Kenan Ece)
エルトゥールル号編・ムスタファ
エルトゥールル号に乗船していた海軍機関大尉。父親も海軍の重鎮で、名家の出身。
テヘラン救出編・ムラト
駐テヘラントルコ大使館の職員。イラクの砲撃から避難した退避壕で春海と出会い、日本人脱出のために尽力する。
COMMENT
今日まで続く日本とトルコの友好関係は、エルトゥールル号の事件をきっかけとして生まれたのだと思っています。 ムスタファとムラトの2役を演じることによって、日本とトルコの友好関係の始まりと継続を描き、この2国間の 友情が今後も続いていって欲しいという願いを込めて演じていこうと思いました。撮影前に慰霊碑や遭難現場を 訪問したのですが、実際に見るだけでも、格別の思いがありました。この映画は、現代を生きる人々が忘れかけている テーマを描いています。それは、見返りを求めない自己献身的な行動です。とにかくこの映画を観て頂きたいですし、 観ていただければ、映画の発信しているメッセージを感じていただけると信じています。

忽那汐里「海難1890」主役(読みは くつな しおり)
忽那汐里 (クツナ シオリ)
エルトゥールル号編・ハル
紀伊大島樫野(現:串本町)に住む女性。許婚を海難事故で亡くし、そのショックから口がきけなくなる。田村の治療をサポートする。
テヘラン救出編・春海
テヘラン日本人学校の教師。テヘラン脱出のために大使館に掛け合う。
COMMENT
ハルを演じるのはとても難しいことでした。言葉が話せないので、表情や息づかいなど、いかに感情を表現するか、ということを考えていました。演じていく中で少しずつ彼女のトラウマとも、上手く付き合いながら自然に演じることができるようになりました。本作では2役を演じさせてもらっているのですが、ハルと春海を重ね合わせて演じていたのではありません。観て頂いている方にとっては同じ俳優が時を経て、再び巡り合い、人と人との絆となって受け継がれていくということではあるのですが、演じる上では、切り離して、それぞれの役を演じ切りたいと思っていました。両国の間でいかに大変なことがあったのかということを受け止めながら、その中で生まれた強い絆、それが私たちが一番描きたかったこと、これからも大切にしていきたいことだと思っています。
トルコの俳優 アリジャン ユジェソイ「海難1890」主役(トルコ語はAlican Yücesoy)
アリジャン ユジェソイ (Alican Yücesoy)
エルトゥールル号編・ベキル
エルトゥールル号の操機長。部下の機関科員に慕われている。レスリングが得意で、ムスタファが自分と 互角の試合をしたことから、彼と友情で結ばれる。母国に妻と生まれたばかりの息子がいて、 帰国を楽しみにしている。
COMMENT
エルトゥールル号の悲劇は学校の歴史の授業で知りました。また、トルコでは毎年、テレビのドキュメンタリー番組や新聞の記事でも大きく取り上げられています。歴史上で起こった大きな出来事に元々興味があり、そこに登場する人物を演じるのは良い意味でのチャレンジでした。そして田中監督の映画に出演させて頂くことに、とてもワクワクしました。私たちは欧州のクルーと一緒に仕事をすることが多いのですが、こんなにも文化や風土が違う方々と仕事するのは珍しいです。実際に撮影してみて日本とトルコのスタッフが一緒になって作り出した“ハーモニー”には大変関心しました。私は小さいころから、日本文化を尊敬していて、日本とトルコはまるで“兄弟”みたいだと感じています。この映画が、日本とトルコの友好の証を若い世代に伝えることに役立てればと思っています。

夏川結衣「海難1890」出演(芸名読みはなつかわ ゆいで、本名は宮川 美紀)
夏川結衣(ナツカワ ユイ)
エルトゥールル号編
紀伊大島の遊郭で一番人気の遊女。通り名はお雪。
永島敏行が「海難1890」で野村 豊 大使 役(読みは ながしま としゆき)
永島敏行(ナガシマ トシユキ)
テヘラン救出編
在イラン日本大使館の野村 豊大使。日本人を脱出させるため奔走する。
竹中直人「海難1890」出演(読みは たけなか なおと)
竹中直人(タケナカ ナオト)
エルトゥールル号編
紀伊大島で開業している医師の工藤。

笹野高史が「海難1890」で紀伊大島の佐藤 村長役(読みは ささの たかし)
笹野高史(ササノ タカシ)
エルトゥールル号編
紀伊大島の佐藤村長。海難事故の収拾に尽力する。
大東駿介「海難1890」出演(芸名読みは だいとう しゅんすけ で、旧芸名は大東 俊介で、本名は大東 弘典)
大東駿介(ダイトウ シュンスケ)
エルトゥールル号編
紀伊大島の漁師の信太郎。多恵の夫。
小林綾子「海難1890」出演(読みは こばやし あやこ)
小林綾子(コバヤシ アヤコ)
エルトゥールル号編
紀伊大島に住む女性のトメ。平次の妻。

小澤征悦「海難1890」出演(読みは おざわ ゆきよし)
小澤征悦(オザワ ユキヨシ)
エルトゥールル号編
海軍士官の藤本源太郎。田村の友人であり良き理解者。
宅間孝行「海難1890」出演(読みは たくま たかゆき)
宅間孝行(タクマ タカユキ)
テヘラン救出編
テヘランで働く技術者の木村。妻と六歳の息子がいる。
渡部豪太「海難1890」出演(読みは わたべ ごうた)
渡部豪太(ワタベ ゴウタ)
エルトゥールル号編
紀伊大島の漁師の直一。信太郎とは幼馴染。

徳井 優「海難1890」出演(芸名読みは とくい ゆう で、本名は徳井 利次)
徳井 優(トクイ ユウ)
エルトゥールル号編
紀伊大島に住む村人の平次。妻のトメには頭が上がらない。
螢雪次朗「海難1890」出演(芸名読みは ほたる ゆきじろう で、本名は渡辺 潔)
螢雪次朗(ホタル ユキジロ)
テヘラン救出編
テヘラン日本人学校校長の竹下。
かたせ梨乃「海難1890」出演(芸名読みは かたせ りの で、本名は杉田 典子)
かたせ梨乃(カタセ リノ)
エルトゥールル号編
串本の紀伊大島にある遊郭女将のサト。

川野直輝「海難1890」出演(読みは かわの なおき)
川野直輝
(カワノ ナオキ)

エルトゥールル号編
紀伊大島の漁師の万吉。直一の友人。
トルコの俳優 メーメト オズギュルが「海難1890」でエルトゥールル号の艦長のアーリ ベイ役(トルコ語はMehmet Özgür)
メーメト オズギュル
 (Mehmet Özgür)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号の艦長のアーリ ベイ。海軍の中佐。
三輪ひとみ「海難1890」出演(読みは みわ ひとみ)
三輪ひとみ
(ミワ ヒトミ)

エルトゥールル号編
紀伊大島に住む女性のカツ。ノブの友人。

トルコの俳優 ウール ポラトが「海難1890」でオスマン パシャ役(トルコ語はUğur Polat)
ウール ポラト
 (Uğur Polat)

エルトゥールル号編
トルコ海軍少将のオスマン パシャ。
斉藤とも子「海難1890」出演(読みは さいとう ともこ で、本名は斉藤 友子)
斉藤とも子
(サイトウ トモコ)

エルトゥールル号編
紀伊大島に住む女性のノブ。カツの友人。
メリス ババダー「海難1890」出演(トルコ語は Melis Babadağ)
メリス ババダー
 (Melis Babadağ)

エルトゥールル号編
ベジルの妻のハティージェ。

池谷のぶえ「海難1890」出演(読みは いけたに のぶえ で、本名は池谷 伸枝)
池谷のぶえ
(イケタニ ノブエ)

エルトゥールル号編
紀伊大島に住む女性のキヨ。武夫の妻。
高野あゆ美「海難1890」出演(読みは たかの あゆみ)
高野あゆ美
(タカノ アユミ)

テヘラン救出編
テヘランに住む女性の木村美知。木村の妻。
みのすけ「海難1890」出演
みのすけ
(ミノスケ)

エルトゥールル号編
紀伊大島に住む村人の武夫。キヨの夫。

デニズ オラルが「海難1890」でトルコ首相のトゥルグト オザル役(トルコ語はDeniz Oral)
デニズ オラル
 (Deniz Oral)

テヘラン救出編
トルコ首相のトゥルグト オザル。
金子 昇「海難1890」出演(読みは かねこ のぼる)
金子 昇
(カネコ ノボル)

テヘラン救出編
在イラン日本大使館一等書記官の山元。
トルコの俳優 ハック ハルク ジョメルト「海難1890」出演(トルコ語はHakkı Haluk Cömert)
ハルク ジョメルト
 (Hakkı Haluk Cömert)

テヘラン救出編
テヘランに住んでいるトルコ人のマフムト。

辻本祐樹「海難1890」出演(読みは つじもと ゆうき)
辻本祐樹
(ツジモト ユウキ)

テヘラン救出編
イランで働く技術者の矢野。
トルコの俳優 ジェム ジュジェンオウル「海難1890」出演(トルコ語はCem Cücenoğlu)
ジェム ジュジェンオウル
 (Cem Cücenoğlu)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号楽隊員のナージ。
高田敏江「海難1890」出演(読みは たかだ としえ)
高田敏江
(タカダ トシエ)

テヘラン救出編
イランに住んでいた日本人の宮本。

トルコの俳優 メルト アイギュン「海難1890」出演(トルコ語はMert Aygün)
メルト アイギュン
 (Mert Aygün)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号の儀式係のアリ エフェンディ。
上田耕一「海難1890」出演(読みは うえだ こういち)
上田耕一
(ウエダ コウイチ)

エルトゥールル号編
紀伊大島樫野の福島長老。
トルコの俳優 タメル レベント「海難1890」出演(トルコ語はTamer Levent)
タメル レベント
 (Tamer Levent)

エルトゥールル号編
ムスタファの父のスュレイマン ベイ。

安居剣一郎「海難1890」出演(読みは やすい けんいちろう)
安居剣一郎
(ヤスイ ケンイチロウ)

テヘラン救出編
在イラン日本大使館の職員。
ドゥイグ サルシュンが「海難1890」でトルコ航空の地上職員役(トルコ語はDuygu Sarışın)
ドゥイグ サルシュン
 (Duygu Sarışın)

テヘラン救出編
テヘランでトルコ航空の地上職員。
梶原みなみ「海難1890」出演(読みは かじはら みなみ)
梶原みなみ
(カジハラ ミナミ)

エルトゥールル号編
紀伊大島に住む女性の多恵。信太朗の妻。

プナル アルチゥンカヤが「海難1890」でテヘラン住民役(トルコ語はPınar Alçınkaya)
プナル アルチゥンカヤ
 (Pınar Alçınkaya)

テヘラン救出編
テヘランに住む女性。マフムトの妻。
トルコの俳優 我楽亭ハリト「海難1890」出演(芸名読みはワラッテイ ハリトで、本名はハリト ムズラックル)
我楽亭ハリト
(ワラッテイ ハリト・ハリト ムズラックル)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号水兵のセリム。
アルペル デュゼンが「海難1890」でトルコ国運輸政務次官のイフサン ペケル役(トルコ語はAlper Düzen)
アルペル デュゼン
 (Alper Düzen)

テヘラン救出編
トルコ国運輸政務次官のイフサン ペケル。

東さとが「海難1890」で琵琶弾き役(本名は東里で、読みは ひがし さと)
東さと
(ヒガシ サト)

エルトゥールル号編
紀伊大島の遊郭で琵琶弾き。
アイハン ウシュク「海難1890」が「海難1890」でトルコ国交通省のベイセル アクソイ役(トルコ語はAyhan Işık)
アイハン ウシュク
 (Ayhan Işık)

テヘラン救出編
トルコ国交通省のベイセル アクソイ。
髙橋知代が「海難1890」で串本町紀伊大島の遊女役(読みは たかはし ちよ)
髙橋知代
(タカハシ チヨ)

エルトゥールル号編
串本紀伊大島の遊郭で遊女。

オウズ オクル「海難1890」出演(トルコ語はOğuz Okul)
オウズ オクル
 (Oğuz Okul)

テヘラン救出編
トルコ共和国の官僚。
大脇あかねが「海難1890」で串本町紀伊大島の遊女役(読みは おおわき あかね とその他ジャン アカルン)
大脇あかね
(オオワキ アカネ)

エルトゥールル号編
串本紀伊大島の遊郭で遊女。
ジャン シェンチュルクが「海難1890」でトルコ航空の地上職員役(トルコ語はCan Şentürk)
ジャン シェンチュルク
 (Can Şentürk)

テヘラン救出編
テヘランでトルコ航空の地上職員。

中村彩実が「海難1890」で串本町紀伊大島の遊女役(読みは なかむら あやみ)
中村彩実
(ナカムラ アヤミ)

エルトゥールル号編
串本紀伊大島の遊郭で遊女。
エライ アヤズが「海難1890」でテヘランに住む子供役(トルコ語はEray Ayaz)
エライ アヤズ
 (Eray Ayaz)

テヘラン救出編
マフムトの息子のジャン。
小川夏果「海難1890」出演(読みは おがわ なつか)
小川夏果
(オガワ ナツカ)

テヘラン救出編
メヘラーバード国際空港で救援機を待つ現地日本人。

トルコの俳優 エルカン ペクバイ「海難1890」出演(トルコ語はErkan Pekbay)
エルカン ペクバイ
 (Erkan Pekbay)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号機関科員のサルキス。
加藤桃子「海難1890」出演(読みは かとう ももこ)
加藤桃子
(カトウ モモコ)

テヘラン救出編
テヘラン メヘラーバード空港で救援機を待つ現地日本人。
サワシュ サトゥシュが「海難1890」でエルトゥールル号の楽隊員役(トルコ語はSavaş Satış)
サワシュ サトゥシュ
 (Savaş Satış)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号の水兵。

北島美香「海難1890」出演(読みは きたじま みか)
北島美香
(キタジマ ミカ)

テヘラン救出編
メヘラーバード国際空港で救援機を待つ現地日本人。
アリ アチゥクバシュが「海難1890」でエルトゥールル号の水兵役(トルコ語はAli Açıkbaş)
アリ アチゥクバシュ
 (Ali Açıkbaş)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号の水兵。
小池真護「海難1890」出演(読みは こいけ しんご)
小池真護
(コイケ シンゴ)

テヘラン救出編
テヘラン日本人学校の教師の縣 直樹。

セダト アリ エルディンチが「海難1890」でエルトゥールル号の士官役(トルコ語はSedat Ali Erdinç)
アリ エルディンチ
 (Sedat Ali Erdinç)

エルトゥールル号編
トルコ海軍の士官。
若林瑠海「海難1890」出演(読みは わかばやし るか)
若林瑠海
(ワカバヤシ ルカ)

テヘラン救出編
春海の生徒で木村の息子の裕之。
ベルタン ディリコルが「海難1890」でエルトゥールル号の士官役(トルコ語はBertan Dirikolu)
ベルタン ディリコル
 (Bertan Dirikolu)

エルトゥールル号編
トルコ海軍の士官。

野口貴史が「海難1890」で串本町紀伊大島住民役(読みは のぐち たかし)
野口貴史
(ノグチ タカシ)

エルトゥールル号編
紀伊大島樫野の長老。
ヤウズ エルマスタシュオウルが「海難1890」でエルトゥールル号の水兵役(トルコ語はYağız Elmastaşoğlu)
ヤウズ エルマスタシュオウル
 (Yağız Elmastaşoğlu)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号水兵のサーリフ。
小峰隆司が「海難1890」で串本町紀伊大島住民役(読みは こみね りゅうじ)
小峰隆司
(コミネ リュウジ)

エルトゥールル号編
紀伊大島樫野の長老。

オウズ オズテキンが「海難1890」でエルトゥールル号の楽隊員役(トルコ語は Oğuz Öztekin)
オウズ オズテキン
 (Oğuz Öztekin)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号楽隊員のハイリ。
本多 力が「海難1890」で串本町住民役(読みは ほんだ ちから)
本多 力
(ホンダ チカラ)

エルトゥールル号編
串本に住む村人。
オヌル サルアルトゥンが「海難1890」でエルトゥールル号の水兵役(トルコ語はOnur Sarıaltın)
オヌル サルアルトゥン
 (Onur Sarıaltın)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号の水兵。

永野宗典が「海難1890」で串本町住民役(読みは  ながの むねのり)
永野宗典
(ナガノ ムネノリ)

エルトゥールル号編
串本に住む村人。
アラス キョセダーが「海難1890」でエルトゥールル号の水兵役(トルコ語はAras Kösedağ)
アラス キョセダー
 (Aras Kösedağ)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号の水兵。
小林茉利江が「海難1890」で串本町に住む女性役(読みは こばやし まりえ)
小林茉利江
(コバヤシ マリエ)

エルトゥールル号編
紀伊大島に住む女性。

エゲメン ベシェルが「海難1890」でエルトゥールル号の水兵役(トルコ語は Egemen Beşer)
エゲメン ベシェル
 (Egemen Beşer)

エルトゥールル号編
エルトゥールル号の水兵。
辻元きなりが「海難1890」で串本町に住む子供役(読みは つじもと きなり)
辻元きなり
(ツジモト キナリ)

エルトゥールル号編
紀伊大島に住む子供。
ギョルケム メルトソズが「海難1890」でエルトゥールル号の士官役(トルコ語はGörkem Mertsöz)
ギョルケム メルトソズ
 (Görkem Mertsöz)

エルトゥールル号編
トルコ海軍の士官。

笠 兼三が「海難1890」で串本町紀伊大島住民役(読みは りゅう けんぞう)
笠 兼三
(リュウ ケンゾウ)

エルトゥールル号編
紀伊大島村長の書記。
サブリ メミが「海難1890」でエルトゥールル号の士官役(トルコ語はSabri Memi)
サブリ メミ
 (Sabri Memi)

エルトゥールル号編
トルコ海軍の士官。
加藤 満が「海難1890」で串本町紀伊大島住民役(読みは かとう まん)
加藤 満
(カトウ マン)

エルトゥールル号編
紀伊大島に住む村人。ノブの夫。

小林正貴が「海難1890」で在イラン日本大使館の職員役(読みは こばやし まさたか)
小林正貴
(コバヤシ マサタカ)

テヘラン救出編
在イラン日本大使館の職員。
Emiko Miyazakiが「海難1890」で串本町紀伊大島住民役(読みは みやざき えみこ)
宮崎恵美子
(ミヤザキ エミコ)

エルトゥールル号編
串本の紀伊大島に住む女性。
ムラト セレズリが「海難1890」でトルコ航空の職員役(トルコ語はMurat Serezli)
ムラト セレズリ
 (Murat Serezli)

テヘラン救出編
トルコ航空の職員。

川井つとが「海難1890」出演(読みは かわい つと)
川井つと
(カワイ ツト)

テヘラン救出編
テヘラン メヘラーバード空港で救援機を待つ現地日本人。
田中雄策が「海難1890」で和歌山県の串本町に住んでいる医師役(読みは たなか ゆうさく)
田中雄策
(タナカ ユウサク)

エルトゥールル号編
串本町紀伊大島に住んでいる医師の吉本。
落語家の桂 春蝶が「海難1890」で串本町紀伊大島住民役(読みは かつら しゅんちょう)
桂 春蝶
(カツラ シュンチョウ)

エルトゥールル号編
串本の紀伊大島に住む村人。


「海難1890」串本町撮影ロケでNPO法人「エルトゥールルが世界を救う」の会員たち 
島村不二夫・中村友希・ジャン アカルン(亜花琉 慈庵)・浦 聖治・西廣真治・島村みどり・鰐渕辰子(わにぶち たつこ)・東 睦子 NPO法人「エルトゥールルが世界を救う」会員たち、串本町での撮影ロケにて




串本町の地元住民
エルトゥールル号編
二百人以上の串本町とその他和歌山県の地元住民たちが、1890年にトルコの水兵たちを決死で救出した先祖を演じる。



海難1890 スタッフ



「海難1890」串本町ロケで
鰐渕辰子(わにぶち たつこ)・ジャン アカルン(亜花琉 慈庵)・山西未成子・浦 聖治・椙本恵美・枠谷徳彦・冨田博文・大脇あかね・中村彩実・髙橋知代       「海難1890」イスタンブル ロケで
鰐渕辰子(わにぶち たつこ)・ジャン アカルン(亜花琉 慈庵)・加藤友子(串 友子)・浦 聖治・杉山慶太郎・小笠原正吾・浅尾竜介・東 睦子・加藤桃子・小川夏果



小松 江里子「海難1890」脚本
脚本 小松江里子
(コマツ エリコ)

大島ミチル「海難1890」音楽
音楽 大島ミチル
(オオシマ ミチル)

豊田美加「海難1890」小説
小説 豊田美加
(トヨダ ミカ)


永田鉄男「海難1890」撮影監督
撮影監督 永田鉄男
(ナガタ テツオ)

会田正裕「海難1890」撮影
撮影 会田正裕
(アイダ マサヒロ)

川島章正「海難1890」編集
編集 川島章正
(カワシマ アキマサ)


紫舟「海難1890」
題字 紫舟
(シシュウ)

斉藤上太郎「海難1890」和装デザイン
和装 斉藤上太郎
(サイトウ ジョウタロウ)

ガムゼ・クシュ「海難1890」衣装デザイン
衣装 ガムゼ クシュ
(Gamze Kuş)


佛田洋「海難1890」特撮監督
特撮 佛田 洋
(ブツダ ヒロシ)

野口光一「海難1890」VFX
VFX 野口光一
(ノグチ コウイチ)

鎌田匡晃「海難1890」VFX
VFX 鎌田匡晃
(カマダ マサアキ)


松陰信彦「海難1890」録音・整音
録音・整音 松陰信彦
(マツカゲ ノブヒコ)

柴崎憲治「海難1890」音響効果
音響効果 柴崎憲治
(シバサキ ケンジ)

花谷秀文「海難1890」美術
美術 花谷秀文
(ハナタニ ヒデフミ)


山下みどり「海難1890」メイク・結髪
美粧 山下みどり
(ヤマシタ ミドリ)

安藤清人「海難1890」照明
照明 安藤清人
(アンドウ キヨト)

松澤一美「海難1890」記録
記録 松澤一美
(マツザワ カズミ)


アジズ・シェノル・フィリズ「海難1890」ネイ
ネイ シェノル フィリズ
(Aziz Şenol Filiz)

アレクサンドル・ポリャニチコ「海難1890」指揮)
指揮 アレクサンドル ポリャニチコ
(Александр Поляничко)

マリナ・ドゥボヴスコワ「海難1890」楽団管理
楽団管理 マリナ ドゥボヴスコワ
(Марина Дубовскова)


アレクサンドル・ヴォルコウ「海難1890」録音
録音 アレクサンドル ヴォルコウ
(Александр Волков)

デニス・カリボー「海難1890」ミキシング
ミキシング・デニス カリボー
(Denis Caribaux)

クバト「エルトゥールル号の民謡」歌手
主題歌 クバト
(Kubat)


東さと「海難1890」方言指導と琵琶弾き(本名は東里で、読みは ひがし さと)
方言指導 東さと
(ヒガシ サト)

若柳錦秀「海難1890」振付指導(本名は高島由佳里で、読みは わかやぎ きんしゅう)
振付指導 若柳錦秀
(ワカヤギ キンシュウ)

中本 哲「海難1890」邦楽監修(読みは なかもと あきら)
邦楽監修 中本 哲
(ナカモト アキラ)


ジュリエン・バシェリエ「海難1890」DIT
DIT ジュリエン バシェリエ
(Julien Bachelier)

平野拓身「海難1890」水中撮影
水中撮影 平野拓身
(ヒラノ タクミ)

赤木正和「海難1890」水中撮影
水中撮影 赤木正和
(アカギ マサカズ)







企画・監督 田中光敏
(タナカ ミツトシ)

田中光敏 監督より「海難1890」トロント日本映画祭 上映(読みは たなか みつとし)

1958年9月24日生まれ、北海道出身。 電通映画社(現在電通テック)、テレビマンユニオンCMを経て、1984年株式会社クリエイターズユニオンを設立。CMディレクターとして数多くの作品を手がけ、ACC賞、日本放送連盟賞に入賞。企業PRでは産業映画コンクール・グランプリを受賞している。 また、ACC地域テレビCMファイナリストを「ダイドードリンコ企業CM・白い自販機編60秒」で受賞。その他にもプロモーション・ビデオなど幅広いジャンルの映像作品がある。
そして2001年、石ノ森章太郎原作の「化粧師」を劇場用映画として初監督し、長年の夢のデビューを果たす。この映画は第14回東京国際映画祭のコンペ部門に出品され、最優秀脚本賞を受賞。 2002年の正月映画第2弾として一般公開され好評を博し、第5回上海国際映画祭でも招待作品として上映された。 2003年には映画監督第2作目として、さだまさし原作のベストセラー小説の映画化作品「精霊流し」を完成させ、この年のお正月映画として全国ロードショー公開され、日本映画復興賞・奨励賞を受賞した。 第3作目監督作品として、2009年9月、東映系全国ロードショーにて「火天の城」公開。 この「火天の城」は歴史的主要人物ではなく裏方に焦点を当てた物語として、新しい時代劇映画として高い評価を得た。2013年12月東映系公開の「利休にたずねよ」は、第37回モンレアル世界映画祭最優秀芸術貢献賞、第37回日本アカデミー賞 最優秀美術賞、優秀作品賞など9部門受賞。 2014年4月東映系公開の「サクラサク」は、さだまさしが原作。都会の崩壊寸前の家族が、認知症になりかけている父親の記憶をたどって旅に出るロードムービー。 第38回モンレアル世界映画祭・招待作品、第1回アジア国際映画祭にて、最優秀監督賞、最優秀女優賞、最優秀映画音楽賞を獲得。 2015年12月5日東映系公開の「海難1890」は日本とトルコの合作で、和歌山県串本町沖の海難事故と、95年後のテヘランでの日本人救出という二つのエピソードを基にした感動の物語。 第39回日本アカデミー賞にて、優秀監督賞を初め、優秀作品賞など10部門で受賞。美術と録音部門は最優秀賞を獲得。VFX-JAPANアワード2017にて、優秀劇場公開実写映画賞を受賞。 最新作「天外者(てんがらもん)」は三浦春馬が主演を務め、近代日本経済の基礎を構築し称された偉人 五代友厚の人生を描いた歴史群像劇。 2020年12月、全国ロードショー。第94回キネマ旬報ベスト・テンにて、読者選出日本映画ベスト・テン1位、読者選出日本映画監督賞を受賞し、第13回東京新聞映画賞を受賞し、 第34回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞にて、ファンが選ぶ最高作品賞、ファンが選ぶ最高演技賞を受賞し、第24回上海国際映画祭でも招待作品として上映された。
【受賞歴等】出身地である北海道浦河郡浦河町の観光大使に就任(2010年)・ 「利休にたずねよ」第37回モンレアル世界映画祭最優秀芸術貢献賞受賞(2013年)・ 第30回山路ふみ子文化賞を受賞(2013年)・ おおさかシネフェスティバル2014 監督賞受賞(2014年)・ 大阪芸術大学映像学科教授就任(2014年)・ 「海難1890」第39回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞(2016年)・ 和歌山県知事表彰、串本町長表彰、トルコ記念館館長就任(2016年)・ 福井県あわら市の越前あわら観光大使就任(2017年)・ 和歌山大学国際観光学センター客員研究員就任(2017年)・「サクラサク」第1回アジア国際映画祭 最優秀監督賞受賞(2017年)・「天外者(てんがらもん)」第94回キネマ旬報ベスト・テン読者選出日本映画監督賞(2021年)
COMMENT
大学時代の同窓である串本町長からこの話を伺い、後世に伝えるべき話だという気持ち から映画化に向けて動き出したのが今から10年前。それから10数回トルコに足を運び、 色々な方から協力、ご尽力いただき、やっとここまでたどり着けました。まさか、こんなに大きな プロジェクトになるとは思ってもいませんでした。積み重なる力は奇跡を起こす。串本・大島 (樫野)の人々の想い、トルコの方々の想いが、この物語の映画化へ背中を押してくれたんだと 思います。東の果てと西の果ての国、日本とトルコが125年たった今でも仲良く友情を紡いでいる。 そのことに非常に感動しています。「目の前に困っている人がいれば助ける」という素直な気持ち・ 真心を伝えるだけでなく、この出来事を次の世代に伝えるという役目を果たさなければならないと 感じています。この想いが世界に広がれば、無駄な争いはなくなると思います。日本とトルコの 国の人たちだけではなく、たくさんの国の人たちに観ていただきたい作品です。日本とトルコの 125年という長きに亘る友情に感謝します。



エルトゥールル号ポスター












海難1890 予告編





海難1890ダイジェスト映像

海難1890ダイジェスト映像



海難1890予告編

海難1890予告編

エルトゥールル号の水中撮影、赤木正和とトゥーファン トゥーランルとベルタ リエドとジャン アカルン(亜花琉 慈庵)より



[海難1890] [Ertuğrul 1890] [125 Years Memory] [Kainan 1890] [Кораблекрушение 1890] [해난 1890] [海难1890] [Ərtoğrul 1890] [1890 أرطغرل]